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『毒親』の世間の理解

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最近は『毒親』っていう言葉も意味も世に広まりつつあるけれど、理解されることはそこまで多くない。

毒親を知らない人にとって毒親を理解するのは難しいと思う。

わからなくてもいいし、理解しなくてもいいけど、批判されるのは悲しいなと思う。

とある記事で見たコメントで、現実を見た。毒親が甘えだと思ってる人は少なくない。

悲しかった言葉

いい大人なんだから自立すればいいだけ

親のせいにしてみっともない

若い子が言うならわかるけどばばあが言ってんじゃねぇよ

そんなに嫌なら言って絶縁すればいいじゃない

親のせいじゃなかったら誰のせいなんだよ?

自分次第って言われてそう思ったこともあったけど、自分次第がわからないからどうしようもない。

生まれた時からずっと親の言いなりに生きてきたら、親の言うことに逆らえない。やりたいことがあっても親の許可がないとできない、親がダメと言ったらダメ、親がいいと言って初めてできる。自分の意志など大人になった頃にはなくなっていて、親ありきの自分しかない。やりたいことがあってすぐやるのではなく親に聞かないとできないようになっている。

もちろん辛い、苦しい。でも親に歯向かえない。

だって洗脳されてるから。

そんなときに『毒親』という言葉を知り救われる。

一度全部親のせいにしてみて楽になる。

っていうか親のせい以外に何もない。

こういう親もいるんだよっていう理解だけでもしてくれればいいのに。

自分の親と同じ基準で見てほしくない。

非毒親育ちの人と親の話になると、大体私の方が話をやめてしまうことが多い。

何を言っても理解されないやりとりを繰り返しても仲が悪くなるだけでお互いに気分が悪くなる。

言われることの多くは、親はそういうもんだよとか、親だから仕方ないとか、あんたのことを考えてるんだよとか、うちだってそうだよとか(違うのに)、この繰り返しで結局堂々巡り状態になってしまう。

私の毒親は過干渉だけど放置し、支配する。でも世間体が大事だから私に不自由はさせない。つまり周りから見ればきちんとしている親となる。

そんな親を知ってる人は私が親の文句を言うことに理解できず、なんてひどい娘なんだろうとしか思わない。

暴力とかネグレクトなら理解できるのに、過干渉な毒親を理解できないのはなんでなんだろう?

どうしていい年してとか大人になれとか言われなきゃいけないのか。

とある記事のコメントを見て、嫌な気分になった出来事でした。

まだまだ毒親って浸透してないんだなって思った。

っていうより、私が非毒親を知らないように、毒親を知らないから結局はどうしようもないのかもしれない。

せめて批判はしないでほしいなと思う。

コメント

  1. 通りすがり より:

    分かります…。
    私も似たような事を言われました。

    親に愛してほしければ、あなたから愛を与えなよ!とか。

    もう充分に、幼少期から親の顔色を伺い親に従い親中心で生きてきたんですけど。
    (充分愛は与えていると思うんですけど。)
    結構イラッときますよね。

    辛さに共感してほしいだけなのに。
    身近になかなかいないですよね…。

    • かほ より:

      通りすがりさん

      コメントありがとうございます。
      理解してくれる人少ないですよね。
      理解できないだけなんでしょうけど、
      こういう親もいるんだとわかってほしいなと思ってしまいます。
      目に見える虐待ならすぐに理解されるのに、悲しいしイラつきますよね。

      私も幼少期からついこの前まで、親に認めてもらおうと親中心でした。
      やっとそれが普通じゃないとわかったのに、理解されない現実です。

      コメント嬉しかったです。
      更新のろのろですけど、また来てくださいね。

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