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価値観が合わないと否定する毒親!

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毒親は自分の思い通りに子を支配しようとします。
自分と合わないと思うと否定し始めます。小学生の頃、母の好み通りにならない私に言った母の言動が、毒親だなと思います。

毒親は人をランク付けする

毒親は偏見の塊です。自分を基準に、上や下に設定します。母の場合は劣等感が多いので、ほとんどの人が自分より上になるのですが、そもそもこのランク付けする考えが嫌いです。私もそんな母にずっと育てられてきましたので、嫌だけどこの考えが常にあります。自分は他人より劣っている、できない人と勝手に思い込んでしまいます。問題は、母が自分より下と設定した人です。父がそうだったと思います。私はほぼ毎日父の悪口を母から聞いて育ちました。母からすると、私が父に似る事が嫌だったんだと思いますが、親子だから仕方ありませんよね。

父と同じだった私が無性に嫌になったのだと今は思いますが、私は忘れられない。

どちらかというと父は邦楽派、母は洋楽派だった。私が邦楽を聴いているのを見た母が、鼻で笑って、「やっぱりあんたはお父さんの子だね。普通だね。みんなと同じ流行の音楽ばっかり聴いて、本当に普通。優秀な子ってそういう流行に興味なんてないし、本当に華穂は普通なんだなって思ったわ」って母に言われて、なんかすごく感じ悪い・・・って子どもながらに思ったんだけど、大好きなお母さんに言われて私は落ち込んだ。当時の私は、父の悪口を毎日聞いており、母は可哀相って思っていた頃です。そんな母が、私がお父さんに似てる?じゃぁお母さん私の事嫌いなの?ってどうしよう、なんとかしなきゃ、って思ったものです。

邦楽ばっかり聴いちゃダメなんだ

そう思った私は毎日ラジオを聴いて、日本語以外の音楽を片っ端から録音して聴きまくった。クラシックは元々好きだったし、ピアノでも弾いていたのでそのまま好きを継続。(母はクラシックが好きな私の事はそこそこ褒めていた。)色々な音楽を聴いて何が好きなのかもわからないけど、とにかく洋楽も聴くんだよ!って母に認めて欲しくて、なんとなく覚えた洋楽を母に言ってテープで聴かせたりしたけど、結局母の反応は大したことなかった。あらそうなの、ふーん、みたいな・・・。今思えば、邦楽を聴いていたって言う事よりも、父と同じ事をしていた私が気に入らなかったのかも。元々洋楽を好む母が、邦楽を聴く父に対して、自分と違う価値観だから合わないと思っていたとする。『父は邦楽しか聴かないのね、普通の人だわ』って思ってたとしたら、それと同じ事をした私をみて、どう思うか。『うわー父と同じだわこの子!』って思ったのかもしれない。自分の娘なら自分と同じものが好きであってほしい、みたいな感じなのか、私には子供がいないのでわからないけど、私は母の人形みたいに、母好みにされていたように思う。でも母の好きなものと私の好きなものは一致しないから、うまくいかないし、子どもの私は親である母に勝てるわけもない。この音楽の話のように、あんた普通ね、お父さんと一緒ねとやんわりと否定され、それを私が、間違いだと思って必死に変えていく。

毒親だから仕方なかったんだ

普通の親ならおかしいけど、毒親だったからと考えると、しっくりくる。しばらくは悩んだけれど、今過去を振り返ることができた。私はあのとき音楽を聴きまくったから、そのおかげか今は邦楽、洋楽、クラシックと、幅広く聴くようになったし、音楽が好きになった。そして母には言う必要がないので言わないけど、クラシック好きは父譲りな所もある。父はトランペットをやっており、クラシックも好きで色々教えたもらっていた。トランペットは、私もやったけど、私はフルートとか、オーボエがやりたかったなと今でも思う・・・。父は喜んでたけどね。朝と帰りの電車の中で、音楽を聴いてるのが楽しい♪私は部屋を片付け中で、色々なものを処分している。でも、コンポは絶対に捨てない!音楽聴くことはやめたくないから。

 

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