初めての転職は、調剤薬局。
広告で求人を見つけ応募し、採用された。
病院勤務があったことと、若かったから。採用の理由はむしろ後者が濃厚。(偏見差別ありありのくそ会社なことにはっきりと気づくのは、都会で働いてからだった。。。)
もちろん悪い事ばかりではない。
全員が職員、社員です、と言えるのは嬉しかったし、基本給の高さにも驚いた。今までは手当の集まりで成り立っていた給料だったから、基本給メインで手当て少々という内訳に驚いた。
でも嫌なことはすぐに訪れた。
全員が職員ではあっても、薬剤師優先の会社だった。
ま、調剤薬局なんて、薬剤師がいなきゃ成り立たないから、薬剤師優先になるのもわからなくもない。
それにしてもひどいのだ。
辞められたら困るため、とにかく薬剤師様様な環境のため、わがままな薬剤師の多い事!
理不尽なことも怒られない。事務が訴えたらクビになるのは事務。
馬鹿社長の言う言葉は
『事務なんて変わりはいくらでもいるんだ 。』
薬剤師が気に入らない事務員はすぐクビにする。薬剤師の休み希望は応じる。事務の休み希望は無視。『事務の休みはないからな!』ああ今でも腹が立つ。
事務の残業も禁止。早番遅番にして残業するな。レセプトは昼休みに出せるとか言い出す。一度出したらプリンターは止められないって言うのにさ、そうやってる店舗もあると、悪いほうを例えに出して残業をつけさせない。
事務が生き延びる道は、薬剤師と仲良くすることだった。
事務が言ってダメでも薬剤師が言えばOKになる。
はっきり言って
くだらねぇ
こんな変な会社に2年半。よくいたと思う。
薬剤師は先生って呼ぶとか、掃除しねぇとか、朝遅く来て夜早く帰るとか、
なんで薬剤師だからってそんなことが許されるの?
それぞれ仕事があって、役割があるんだからどっちが偉いとかないんだよ。
だんだんとたまる不満、でも仕事はない。
こんなとこで一生働くのは嫌だなって思っても、肝心の仕事がない。
これは結婚して辞めるしかないな!なんてアホな考えしかなかった。
そんな時、私はひどい裏切りを受けて、身も心もボロボロになる。
そして心機一転、地元を離れることを決意する。
きっかけは違ったけど、仕事に不満はあって、いつか辞めたい、でも仕事がない、って思っていたから、家を出るほど傷ついたことは辛かったが、今は良かったと思える。
地元を離れ、仕事のたくさんある東京なら、仕事の幅が広げられるかもしれない、と、明るい未来を想像したことで自分の回復につながったし、人生のターニングポイントだったと思う。
次は上京編です。
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