私は子供が苦手です。
10代~20代の頃は、「子供が嫌い!!」と言っていました。
でも、嫌いなのではなく、苦手なのです。
どうして苦手なのか?
うるさい、すぐ泣く、落ち着きがない
これを言うと、
「自分だって子供の頃はそうだったでしょ」と言われるんだけど、
そうでもない。
確かに大人と比べたらうるさいしすぐ泣くし落ち着きはなかったかもしれない。
でも今、騒いだり泣いたりしている子供をみると、イラっとするよりも、
「あんなことしてお母さんに怒られないのかな?」
と思ってしまう。
そして何も言わない親に腹が立つのです。
私は騒いだり泣いたりちょろちょろすると、お母さんに怒られた。
「大人しくしていなさい」
「泣けばいいと思って!!」
「うろうろしないでここでじっとしていなさい」
のセリフの後に決まって
「あんたは悪い子だってみんな怒ってるよ!」
「そんな悪い子はみんなから嫌われるよ!もう誰もあんたと話してくれないよ」
私はそれが嫌で母の言う通り大人しくするようになった。
みんなから嫌われたくない、みんなに怒られたくない。それがとても怖かった。
だから自由な子供を見ると嫌な気持ちになってしまうのだろうし、それが許されていることが気に入らないんだと思う。
親子に罪はないのですがね。。。
親戚のおじいちゃんに嫌われてると思ってた話
これを書いてて思い出した話がある。
私が小学校低学年の頃、ひいおばあちゃんの家で、昼寝をしていた。
寝ている間に、親戚のおじいちゃん(祖父の兄)が来たらしい。
寝てる私を撫でたのか構ったのかよくわからないけど、その時私は騒いだのだそうだ。
そしておじいちゃんは怒ったと。
これは母の話で、真実はわかりません。
でも私はそれを聞いて、おじいちゃんに嫌われてるとずっと思っていた。そして苦手意識が出て、親戚の集まりに行くのが嫌になった。おじいちゃんに会うのが怖かった。
私が高校生になって、挨拶したりしてにこやかに話せるようになった時、もうおじいちゃんに嫌われてないよねって思った記憶がある。
でもこれ多分、
母が大げさに話しただけで、真実でも何でもない話だと思う。
おじいちゃんは別にそこまで考えていなかっただろうし、子供が騒ぐのなんか慣れているはず。実際子のおじいちゃんの孫たちはかなり活発だったし。
これを聞いた時、みんなの前では寝ないようにしなきゃって思ったなぁ。。。
さすがに寝てる子供をみてイラっとすることはないですよ!
自分の子供には。。。
私は昔から、
将来自分に子供が生まれたら、母のような育て方はしない!と決めていた。
でもこれは毒親という観点からではなく、厳しいことが嫌で、自分の子供には自由にさせたいという理由だった。
結局私は独身だし子供もいない。
でもこれでよかったと思っている。なぜかというと、
そんな理想の育て方はできないからだ。
自分がこうされて嫌だったから子供には絶対にしないようにしよう!
これ、絶対できないです。
前章で、自由な子供にイラついているような私が、できるわけないと思いません?
自分ができなかったことができてることにイライラする。
虐待を受けた子が親になり自分の子を虐待するという心理がここにある気がする。
毒親育ちは毒親になる。という心理。
これなのかなと。
今の成長しきれていない私は同じ道をたどってしまう。
子供がいなくてよかったと思う。もしいたら私はきっと毒親になっている。
今後子供が生まれることはないけれど、この気持ちを変えていきたい。
子供を好きになるつもりはないけれど、泣いたり騒いだしちょろちょろしたりするのが子供だということを普通にわかる大人になっていきたいなと思っています。
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