束縛彼氏と毒親は紙一重

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過去に、超束縛な彼氏と付き合った事がある。束縛されるたびに嫌いになっちゃって、別れた頃はもうほぼ嫌いになってた。相手の事を知りたいのはわかるけど、知らなくていい事もあるし、私は特に束縛されるのが嫌いだから、苦痛でしかなかった。今思い出してみると、毒親の過干渉と、彼氏の束縛は、かなり似ていた。だから余計に苦痛だったんだと思う。

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自分の好みより母の好み

23歳くらいの頃に出会った彼。正直、そんなに好きでもなかった。けど、母はこういう人なら認めてくれるだろう、という理由が大半。23歳だと、ちょうど結婚ラッシュも始まってきて、当時の私は彼と別れたばかりでちょっと焦っていた。働きたくないから結婚したいとか、25歳までに結婚したいって思っていた。この頃から、母の事を毒親とはわかっていなくとも、毎回彼氏を貶されることに悩んでいた。母は私の彼氏を認めたことはない。会った事もないくせに、大学を出ていないとか、この高校はだめだとか、二男はダメだとか、服装が嫌だ、とか、顔が悪いとか、言葉使いが常識ないとか、とにかく人の欠点を見つけては貶す。それに負けじと私も飛び出してしまえばよかったんだけど、毒親の支配力は超一流!私は母に逆らうなどできず、母の言うとおりにしてれば間違いないんだと思うようになっていて、彼氏も母が認める人を選ぶようになっていた。そんな状態で見つけたのがこの彼、大卒の公務員。母の理想そのもの。自分の気持ちより母に認めてもらう事が優先になっているんだもん、うまくいくわけがないんだけど、毎回母に文句言われるのが嫌になっていたし、その頃は自分の見る目がないんだと、自分を信じる事もできなかった。

メイクから服装まで指示

で、この束縛男の束縛と支配は凄まじかった。当時私は病院勤務、メイクも髪型も地味目。彼は職場の私を気に入ってたようで、休日のばっちりメイクの私を見ていった彼の言葉。

「華穂の格好は、俺の一番嫌いなタイプだ」

この時点で、別れるべきだった!なのに私は理解してもらおうと彼と向き合って話した。束縛男も毒親も、話してわかってくれるようなものではないっていう事がわかるのは数年後。

私も多少は情があったし、こういうタイプの男もいるんだな、私も変わらなきゃなんて思って、少しは彼の好みに合わせようと努力はしてみても、彼の欲求はとどまる事を知らない。

「化粧はするな」

「ミニスカートは穿くな、ノースリーブは着るな」

「髪は染めるな」「ショートカットが好きだからショートカットにしろ」

「アクセサリーはつけるな」

「コンタクトレンズは使うな」

最後はもう意味不明、コンタクトなきゃ見えないじゃんって話。要は彼は自然でいいとの事。と言いながらもムダ毛チェックは厳しい。男って勝手だと思う。

勿論こんなの全部彼の言うとおりなんかできない。化粧はある程度は必要だし、好きな服を着たいし、と何度も説得したけど、渋々了承するも、会うたびにいちいち言われた。

過去に嫉妬

この男の一番厄介だったのは、私の過去に嫉妬して怒る事。23歳なんてそれなりの恋愛経験があるのはごく普通、自分だって元カノとかいたわけなんだけど、私の過去はどうしても許せなかったようで、私は何度も怒られた。

「華穂の過去が嫌だ。俺は何の経験もない純粋な子がいい」

だったら他の女を探せよ!って言ったっけかな?もう忘れたけど、「もう過ぎてしまったことはどうしようもないじゃない!」って終わりのない喧嘩をした事は覚えている。過去に嫉妬され嫌だって怒られてもさ、じゃどうしたらいいんだよって、不細工は性格も不細工って思った。

親の悪口(正論ではあるんだが・・・)

彼は、親の言いなりになっている私をおかしいと言った。彼の言っている事は正論だが、当時の私は母依存だし、こんな奴の言う事が聞けるわけがない。

「23歳にもなって外泊できないなんておかしい」

「俺は華穂の母親は嫌いだ」

正論なんだけど、言い方が悪い。

こう見ると、毒親も束縛男も同じなんだよ。

毒親がしんどくて彼に癒されたいのに、彼も同じでは苦痛でしかない。

半年付き合って別れたけど、半年も我慢した自分が偉いと思う。

その後の彼女と結婚したらしいし、おめでとさん。結婚できたのは私のおかげだよ。(笑)


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