私は、病院が苦手。
入院部屋が苦手。
入院患者が苦手。
偏見とかじゃなくて、子どもの頃に見た、変わり果てたおばあちゃんの姿がショックで、しばらく病室が怖かった。
日曜日は家族で出かけるルール
私は16歳まで父、母と3人家族だった。
でも日曜日は決まって母方の祖父母の家(今の実家)に行き、父の運転でどこかに行く謎のルールがあった。
子どもの頃はそれが普通だと思っていた。
大体は日曜日に祖母から電話があり、出かけるっていうパターン。小学生の頃はわからなかったけど、中学生くらいになると、父が機嫌が悪いのがわかってきて、悲しかった。(父の話は別で投稿します)
お見舞い
その日曜日の出かけるルートで、「親戚のお見舞い」が時々あった。普通に挨拶して、親達がちょっと話して、帰ってくるみたいな、そんな感じだった。
そんな「親戚のお見舞い」で、とある親戚のおばあちゃんの入院先に行ったとき、以前行ったときは普通に挨拶したおばあちゃんが、何にもわからなくなっていたことに大きなショックを受けた。いわゆる痴呆なんだけど、当時の私は小学校低学年、理解ができない。お風呂も入っていないしオムツだし、匂いとか、しかも同室に入院してたもう一人のおばあちゃんがいたんだけど、そのおばあちゃんはずーっとうなっていて、それも私は怖かった。
そのお見舞いから一週間くらいで、そのおばあちゃんは亡くなり、ますますショックを受けた。
子どもの頃の経験は結構残る
あれから20年以上経つけれど、私はお見舞いで病院に行くといつもこのことを思い出す。さすがにもう人の「老い」や「痴呆」は理解しているつもりだけれど、ボケてしまって誰の事かわからないって聞くと、行くのを躊躇しちゃう自分もいる。
私は子どもがいないから、そんな経験をさせる事はないけど、小学生までは、理解が難しい事を目の当たりにさせてはいけない。
父の家出も、悪口も、ぜーんぶダメなんだろうな。どこかでトラウマになっているのかもしれない。けどいつまでもトラウマとして拒否していると、前に進めないし、毒親と同じになってしまうから、ここに綴って、トラウマ克服としたいな。
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